年金が運用資産を増やし海外資産へのシフトを続けるなかで、外為決済リスクを管理する必要性がますます高まっています。

多くの年金ファンドが外貨資産を増やしてポートフォリオの分散を更に進めようとしていますが、新型コロナウイルス感染拡大を契機に、日本の年金ファンドは将来の投資について、より考えることを求められています。海外資産への投資が増えることにより、ポートフォリオ内で為替ヘッジの対象となる外貨ポジションが増加します。規制環境が絶え間なく変化し、コストや手数料の削減を求める圧力が高まっている中、外為取引の執行や決済において、ベストスタンダードを担保することが重要です。 

PvPに基づく比類ない外為決済ソリューションであるCLS決済は、年金ファンドが決済リスク管理を高度化するとともに、事務効率化や最高水準の流動性管理を実現するためのお手伝いをします。

CLSのデータでは、決済リスク削減のためにCLS決済を利用する年金が、世界中で増えていることがうかがえます。年金ファンドの外為取引CLS決済金額は急激に増加しており、世界で約40%、アジアパシフィックでは75%(2016~2019年)の伸びとなっています。