2025年3月28日

リスク削減と業務効率向上をもたらすプラットフォームの成長が継続する

三菱UFJ銀行は、120以上の通貨に対応するCLSのバイラテラル・ペイメント・ネッティング計算サービスCLSNetの利用を開始した。三菱UFJ銀行は、世界のトップ101のうち8行が利用するCLSNetの最新の参加者となった。CLSNet1日平均ネット金額2は、過去12か月間一貫して1,200億米ドルを上回り、20246月には5,932億米ドルに達し、ネットワークが拡大していることを示している。CLSNetの利用者が増えるにつれ、参加者はネッティング計算プロセスを完全に自動化できる取引相手が増える、という恩恵を受けることになる。

CLSNetは、120以上の通貨の、同日決済取引やNDFも含む、さまざまな外為取引において、約定後プロセスを標準化し、一元化するよう設計されている。このサービスは、市場参加者がリスクを軽減し、幅広い通貨フローにおいて業務効率を向上させるのに役に立つ。特に、新興国通貨やその他の拡大しているセグメントにおいて、外為市場の決済リスクが重要な課題である中、市場参加者はリスクを効果的に削減する方法を模索している。

CLSのチーフグロースオフィサーであるリサ・ダニノ・ルイス氏は次のようにコメントしている。

「三菱UFJ銀行のCLSNet利用開始を発表でき、大変嬉しく思います。ネットワークが拡大するにつれ、世界中の参加者が業務効率とリスク削減の大幅な向上を実感できます。」

三菱UFJ銀行市場事務部長である岸田淳也氏は次のように述べている。

「このサービスへの参加により、CLS決済対象外通貨についても業務効率を向上させ、リスクを削減することができます。また、グローバル外為行動規範の決済リスク原則のベストプラクティス順守にも有効です。」

CLSNetは、市場参加者がグローバル外為行動規範、特に原則35および503の順守を支援する。CLSNetに持ち込まれるすべての取引指図は検証され、取引当事者間で事前に定めた通貨ごとの締切時間までに突合されるよう設定されている。マッチした取引指図のみが自動ネッティング計算に含まれ、ネット支払い義務の単一かつ共通の記録が作成される。

CLSNet参加者は、ネッティング計算プロセスを中央集約型プラットフォームにおいて自動化し、CLS決済対象外通貨の業務効率向上とリスク削減のメリットを享受することができる。


1.2022年ユーロマネ=外国為替サーベイによるもの

2.ネット金額とは、バイラテラルネッティング計算の対象となった取引の合計金額

3.原則3550

原則35 市場参加者は、可能な限り決済リスクの規模及び期間を減らすべきである。外国為替決済債務のネッティング(特に、自動決済ネッティングシステムの使用)が望ましい。

原則50 市場参加者は、決済リスクの適正な測定、モニタリング及び管理を行うべきである。バイラテラルネッティングの場合、二者間のネッティング額を、通貨毎に事前にそのカウンターパーティ間で合意されたカットオフポイントで確認するための手続きも含まれるべきである。

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