2025年5月30日
グローバルに事業を展開する日本の海運・物流企業である日本郵船が、サードパーティとしてCLS決済の利用を開始した。
CLS決済固有のPvPにより、日本郵船は最高水準の外為決済リスク削減に加え、資金効率の改善と業務プロセスの合理化を享受できる。
同社は、BloombergのFXGO®確認・決済サービス(「FXGO-CMS」)のサポートの下、サードパーティサービスプロバイダーである三菱UFJ銀行(本店)を通じてCLS決済にて外為決済を行う。CMSは、ディーラーと顧客間の外為取引のオンライン照合を可能にする、Bloomberg FXGOが提供する電子機能の一部である。これにより、日本郵船はCLS決済サービスが提供する通貨流動性の安定的な確保を前提とした柔軟な外為取引執行のメリットを享受できる。
また、三菱UFJ銀行およびBloombergとの協業により、外為取引の執行と照合が効率化され、財務機能・通貨管理機能の強化・最適化が可能になる。日本郵船の参加は、日本企業によるCLS決済の導入が拡大し、アジア太平洋地域における外為市場の効率性と安全性向上への取り組みが続いていることを示している。
CLSのチーフ・グロース・オフィサーであるリサ・ダニーノ=ルイス氏は以下のように述べている:
「CLS決済の活用により、日本郵船をはじめとする多国籍企業はリスク管理、外為オペレーション、資金管理、決済プロセスを強化することができます。本件は日本企業にとって、財務の有効管理と市場のベストプラクティス採用につながる前向きなアプローチと言えます。」
日本郵船 財務グループ長 黒川貴史氏 はコメントする:
「三菱UFJ銀行を通じたCLS決済の利用とBloombergのマッチングサービスの活用により、オペレーションの改革とコスト競争力の強化を見込んでいます。今後の大きな成果を期待します。」
市場参加者全体が、リスクを軽減し、より強固な管理体制を確立するためのグローバルなベストプラクティスの導入に努めることは極めて重要である。グローバル外為行動規範のような業界の取り組みは、アジアおよび世界中の外為市場参加者に、決済およびポストトレード処理におけるベストプラクティスの採用を促している。