2018年4月4日

決済、プロセシング、データソリューションを提供する市場インフラグループであるCLSは、本日、日本において初めて事業法人がサードパーティとしてCLS決済に参加したと発表しました。

機械、化学品、物流、金融から天然資源まで多様な事業ポートフォリオを有する日本の総合商社である三井物産は、サードパーティ・サービスプロバイダーである三井住友銀行を通じて外為取引のCLS決済を行います。本邦事業法人がサードパーティとしてCLS決済を利用するのは、これが初めてとなります。

三井物産のCLS参加は日本の外為市場にとって重要な節目となるものであり、日本でサードパーティのCLS利用が引き続き拡大していることを示しています。同社は、外為業務合理化と決済リスク削減を目的としてCLSに参加しました。CLSは、ネッティングによる流動性の大幅な拡大、取引コストの削減、ビジネスの成長をサポートします。

CLSのアジア担当責任者のレイチェル・ホウイは次のように述べています。「大手事業法人では、多通貨オペレーションを展開する中で、リスク管理、キャッシュマネジメント、所要流動性や効率性の管理を高度化するための、効果的で強固かつ持続可能なソリューションを求めるニーズが高まっています。

CLSのサードパーティ利用は急拡大しており、セルサイド、バイサイドを問わずすべての市場参加者にとり、CLS決済などのリスク削減サービスにアクセスできることが重要になっています。CLSは、三井物産の参加支援に中心的役割を果たしたた三井住友銀行などのサービスプロバイダーとの協働にコミットしています。今般の三井物産の参加は、CLSのサービスに対して銀行以外の市場参加者からの強いニーズが引き続き存在することを示しています。」

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